小山町立北郷中学校

北郷中学校では、この時期に全学年の生徒が柔道を学習しています。
柔道は小学校の授業では行われないため、中学校で初めて出会う生徒がほとんどです。
１年生の生徒は、前の授業が終わるとすぐに格技棟に来て柔道衣に着替えはじめます。その手際の良さと着こなしには驚かされるばかりです。

生徒はウォーミングアップ、受け身や固め技、投げ技の学習を通して、柔道の基本的な動きを身に付けたり、必要な体力を高めたりしています。また、固め技のゲームでは、白熱した攻防はもちろんのこと、審判として立派に判定を行う姿も見られます。今後は、タブレットを活用して投げ技の研究を行い、仲間と協力して技能の向上を目指していきたいと思います。

柔道には「精力善用」「自他共栄」という、伝統的に大切にされてきた考え方があります。目的の達成に向けて精神と身体の力を最も有効に働かせること、自らの力を自己のためだけではなく他者や社会のために発揮すること、仲間と協力して共に発展しようとすることは、これからを生きる生徒一人一人に身に付けてほしい大切な姿勢です。

今後も前向きな気持ちで学習を継続し、柔道の魅力を存分に味わうとともに、普段の生活をより良くすることにつながる大切な力を身に付けていくことを期待しています。